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Stable Diffusion Web UIをインストール

いろいろと話題に上がる画像生成AIソフトについて。
画像生成AIソフトは色々あるかと思いますが、今回は定番の一つであるStable Diffusion(ステーブルディフュージョン)のインストール方法についてご紹介します。
なんでインストール?と思われるかもしれませんが、現状インストーラですぐに、、、とはいかないので得意でない方には敷居が少し高いかなと思いまして、ここでは細かいことは置いといて、Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)をPCにインストールする手順をご紹介したいと思います。

よりクオリティの高いものを作りたい場合はMidjourneyがおすすめですが、無料版がなくなってしまったのでまずはStable Diffusionをさわってみるとよいかなと思います。

まずはStable Diffusionについて簡単に記載していますが、インストール方法のみ見たい方は下のほうにある『Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)のインストール手順』までとばしてください。

目次

Stable Diffusionとは


無料で使える画像生成AIで、テキスト(prompt)を入力するだけで画像が生成することができるオープンソース形式。

所有権、商用利用について
人に危害や悪影響を及ぼすようなものでなければ、自身で生成した画像は自由に使えます。商用利用も基本的には認められています
学習させるモデルによっては、ライセンスに問題がある場合もあり、商用利用が認められないケースもありますので、確認が必要です。
他者への中傷・嫌がらせ、差別、虚偽の情報を流すなどです。
詳細は、stable-diffusion-licenseの「Use Restrictions」をご確認ください(英語)。

ただし、映像や画像を作成しているプロとしてはより使用に注意が必要です。現状会社によってはでAI一切使用NGであったり、社内プレゼンでのみOKとしているところがあったりと様々です。
最終絵として使用するのはどこもNGとしているところが多いと思いますが、この辺りはめまぐるしく変わっていくと思いますので使用する都度都度しっかり確認して使用していく必要があります。

Stable Diffusionは2種類の使い方

使い方は主に以下の2種類です。

ブラウザ上で画像生成する方法

とにかく簡単に使ってみたい方向け。誰でも簡単に画像生成AIができます。
PCスペックも関係なく使えます。
一部有料であることと枚数制限があることが難点です。
Google Chromeなどのブラウザで利用ができます。
プログラミングが一切不要です。
用意されている範囲内で生成をするので自由度が下がります。

ローカル環境で生成する方法(おすすめ)

PythonやGitのインストールが必要です。インストールなどに慣れているかた向け。
最初にローカルPCにインストールするという手間がありますが、自由度が高く、狙った画像が作りやすいです。
高いPCスペックが必要です。

取り合えず試めしたいときはブラウザ(Web)版

まずはどんなものかStable Diffusionを試してみたい方はブラウザー上で使えるサービスを使ってみましょう。

  • Stable Diffusion online
    Stable Diffusionの公式サイト。ログイン不要で使えて、とにかく簡単に画像を生成したい方向け。
    無料版は、低速で低解像度、透かしがあります。
    有料版は、高速で高解像度、透かしなしです。
  • Hugging Face
    簡単かつ一度に4枚画像を生成できる。
    ログインなし、無料。
    Stable Diffusion onlineより高速。
  • Mage space
    生成する画像のイメージが決まっている方向け。画像から画像を生成。
    登録不要(登録すると使用できるモデルがある)、枚数制限なし、無料。
  • Dream Studio
    画像から画像を生成したい方向け。
    Hugging Faceよりも早く画像を生成できるので、素早くStable Diffusionを体験したい方におすすめ

Stable Diffusion Web UIの使い方

Stable Diffusion Web UIの使い方は2種類あります。

クラウドサーバーにインストールして使う方法

インストールが不要なので、導入が簡単。

だたし、制限があり、課金が必要となる場合がある。
作業環境を立ち上げるのに時間がかかる(10分ほど)。
作業中にセッションが切れる可能性がある(作成しているものが消える可能性がある)。

PCにインストールして使う方法

枚数やプロンプトに制限制限がなく、機能の追加もでき、自由度が高く、立ち上げに時間がかからない。

ただし、最初の環境構築に手間がかかり、高スペックPCが必要。推奨環境がWindows。

環境構築に手間がかかる

インストラー1つで構築できないので、慣れてないない方には難しく感じることも。。。
[Python], [git], [Stable Diffusion Web UI]の3つ、インストールの必要があります。
さらにモデルをダウンロードをしなければデフォルトでいい画像は作れません。

高スペックPCが必要

  • CPU: 8コア以上
  • メモリ(RAM): 最低16GB、推奨32GB以上
  • GPU: NVIDIA製 GeForceシリーズ
    Stable Diffusion Web UIは、NVDIA製のグラフィックボード向けに作られているのでNVDIA製のものが推奨。
  • GPUメモリ(VRAM): 最低8GB、推奨16GB以上
    AI画像生成をストレスなく行いたいなら12GB以上は欲しいところ。
    RTX3060の12GBくらいがお値段的、生成ストレス的にもバランスがよさそう。
  • ストレージ(SSD): 最低512GB以上、推奨1TB

Windows推奨

  • 推奨OSはWindows10もしくは11

Macでも動きますが、推奨されていないため何かしらのエラーができる可能性もあります。

お勧めはStable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)

Stable Diffusion Web UIは、ブラウザを通じて手軽に画像生成を行える無料のWebアプリケーションです。
Google Chromeなどのブラウザで利用ができます。
プログラミングが不要です。

Stable Diffusion Web UIには、AUTOMATIC1111版とForge版の2つがあります。
見た目はどちらも似ていますが、AUTOMATIC1111版のほうが安定しています。ただし、PCスペックが低い場合は、Forge版がおすすめです。

・VRAM: GPUに搭載されているメモリ

Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)のインストール手順

今回はローカルにStable Diffusion Web UIをインストールしていきます。

  1. 手順を確認
    AUTOMATIC1111のサイトを確認します。
    手順など必要なものは全て記載されているのでそちらを確認します。
    (※指定のバージョンが変わっている場合があるので、必ずAUTOMATIC1111のサイトを確認して指定されているものをインストールしましょう。)
  1. Python 3.10.6のインストーラをダウンロード
    pythonのサイトに行って、Downloads >All releases >Looking for a specific release? から3.10.6を探す > バージョン名もしくはDownloadをクリック > FileからWindows installer (64-bit)をクリックすることでダウンロードができます。

Automatic Installation on Windowsの項目に、
「1. Install Python 3.10.6 (Newer version of Python does not support torch), checking “Add Python to PATH”.」とありますので、Python 3.10.6をインストールします。
翻訳: Python 3.10.6 をインストールする(新しいバージョンの Python は torch をサポートしていません)、「Python を PATH に追加」にチェックを入れます。

  1. Python 3.10.6をインストール
    ②でダウンロードしたインストーラーをダブルクリック > [Add Python 3.10 to PATH]をチェック > Install Nowをクリック
    警告出ますが、OKを押すとインスールが始まります。終わったらCloseを押して、Pythonのインストールは終了です。
  1. gitをダウンロード
    gitのサイト > Downloads > Windows > Click here to download 
  1. gitをインストール
    ④でダウンロードしたインストーラーをダブルクリック > 警告が出ますがOKで進めます > インストーラが立ち上がりますのでNextで進め続けます > Install >Finish
    これでインストール完了です。

    インストールしているgitは、これからGitHubからいろいろとダウンロードするのですが、そのダウンロードするために必要なアプリケーションです。
  2. 任意の場所にStable Diffusionのフォルダを作成
    私はCドライブ直下に「Stable Diffusion」という名前で作成しました(フォルダ名も任意です)。
    階層は自由ですが、日本語はNGなのでどこにも日本語が入らないように作成します。
    ドライブも任意です。
  3. 作成したフォルダに、GitHubからStable Diffusionをコピーする①
    ⑥で作成したフォルダのアドレスバーの余白をクリック> cmdと入力 > フォルダに対応したコマンドプロンプト(cmd.exe)が立ち上がります
  1. 作成したフォルダに、GitHubからStable Diffusionをコピーする②
    AUTOMATIC1111のURLをコピー > コマンドプロンプトに[git clone コピーしたURL] > Enter これでコピーが始まります。
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
  1. Stable Diffusionをインストール
    *:\~\任意のフォルダ\stable-diffusion-webui > [webui-user.bat]をダブルクリック
    (※.batが表示されていな場合は、フォルダの上にある、表示 > ファイル名拡張子にチェックをつけてください。)
  1. Civitaiでモデルをダウンロード
    Civitaiのサイトで[Modeles]をクリックしてよさそうなモデルをダウンロードして、*:\~\任意のフォルダ\stable-diffusion-webui\models\Stable-diffusion にダウンロードしたものを入れます
    Civitaiの定番は、リアル系はDreamShaper、アニメ系はMeinaMixかなと思います。
    Civitai以外もありますので他も試してみてください。
    ダウンロードされるデータの拡張子は[.safetensors]です。
  1. webui-user.batを編集する
    [webui-user.bat]をメモ帳で開く > [set COMMANDLINE_ARGS=]となっているところに[–xformers]と[–theme dark]を追記し、Ctrl + Sで保存
    [–xformers]と[–theme dark]の間はスペース一つです。
    [–xformers]は画像生成を早くし、[–theme dark]はUI画面の背景を黒にします。[–theme dark]はお好みで。
set COMMANDLINE_ARGS=--xformers  --theme dark

これで設定は終了です!

  1. [webui-user.bat]を起動
    ここまで来たら[webui-user.bat]をダブルクリックして起動してみましょう。
    コマンドプロンプトが立ち上がり、Torchというのがダウンロードされますので、ウェブ画面が開くまでしばらく待ちます(10分ほど)。

Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)の使い方

ウェブ画面が起動したら、簡単に触ってみましょう。

  1. checkpointを選択
    ダウンロードしたモデルをプルダウンから選択
  2. Promptに作りたいもののキーワードを入れる
  3. Negative Promptに除外したいものを入れる
  4. Generationの項目でサンプリング値や画像サイズなどを指定
  5. Generateで作成

簡単なプロンプトで作成したものですが、ポーズやライティングなども指定ができるのでいろいろ試してみてください。
今回はキャラクターのみ作成しましたが、背景や、ロゴなどなどなんでも作れます。
キーワードは「Stable Diffusion プロンプト」などで検索するとたくさん出てくるのでそちらをご参考ください。

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