ZscriptはZBrush独自の言語です。
ZBrushの動作をloopやifで記述しボタンを作り、そのボタンを押すことでサブツールを操作するこができます(繰り返し作業を自動化できる!)。
参考:http://docs.pixologic.com/user-guide/customizing-zbrush/zscripting/
http://docs.pixologic.com/user-guide/customizing-zbrush/zscripting/technical/
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- Load [Ctrl + Shift + L]
- ZScriptをスクリプトウィンドウにロード
- Reload [Ctrl + U]
- 現在のZScriptを再読み込み
- Previous (前)
- [Next]ボタンと合わせて、ロードしたZScriptを移動、再ロードできる。
- Next (次)
- [Previous]ボタンと合わせて、ロードしたZScriptを移動、再ロードできる。
- Hide Zscript (Hid/Show Zscript Whindow) [H]
- キャンバスの下あるスクリプトウィンドウを開く/閉じる
- Show Actions
- 公式には、「操作時に各アイテムを強調表示し、定型化されたズームアニメーションを表示」とあるが、私が使うZscriptが単純なものだからか、違いがよくわかりませんでした。
- &Notes (Zscript Autonotes)
- [Show Actions]がONの時にのみアクティブになるボタン
- スクリプト事項後にヘルプ情報を表示
- Skip Notes
- ZScriptの実行時にメモをスキップ
- Skip Audio
- ZScriptのオーディオを再生しない
- Store ZTime
- 現在のZScript /プラグインランタイムがテキストファイルに保存されます。
C:\Program Files\Pixologic\ZBrush 20**
ZTime.txt- 私の環境のせいかだど中身が文字化けしてしまうのでよくわかりません。。。
- 現在のZScript /プラグインランタイムがテキストファイルに保存されます。
- Record
- ON: 作業を記録
※ZBrushインターフェース全体をリセットするかどうかを尋ねられます。
- ON: 作業を記録
- End Rec
- [Record]を終了し、.txtを保存
- Cmd (Show ZScript Commands)
- スクリプトウィンドウにスクリプトコマンドを説明を表示
- Rec
- スクリプトを[Record]している場合、記録されたアクションをスクリプトウィンドウに表示
- Txt
- ZScriptの内部コードをスクリプトウィンドウに表示
- Run
- ロードしているZScriptを定義されている通りに表示(ボタンで表示など)
- Repeat Show Actions
- [Show Actions]のリピート回数
- Replay Delay
- ZScriptの再生速度を下げる
- 0:高速
- ZScriptの再生速度を下げる
- Minimal Stroke
- ブラシストロークに費やされる時間を最小限に抑える
- 記録されたZScriptの再生を高速化
- ブラシストロークに費やされる時間を最小限に抑える
- Minimal Update
- ブラシスストロークを表示せず、最後のみ画面表示することで、記録されたZScriptの再生を高速化
- Export Commands
- ZScriptコマンドリスト全体と説明をテキストファイルに保存
基本的な操作方法
①自前でスクリプトを書く、もしくはZBrushで自動化したいことを実行しテキストで書き出してテキストを調整する
ZBrush > Zscript > Record > 自動化したいことをする > Zscriptメニュー > End Rec
※「インターフェース全体Initialize(初期化する)?」と聞かれるので、Yesを押すとモデルが消えるが、もし独自の設定をしている場合はその内容も引き継がれるので、引き継がずデフォルトで記録したいときはNoで初期化しましょう。
②書いたスクリプトを、ZBrush > Zscriptメニュー > Load で読み込む
※[Run]はONの状態で読み込むとボタンとして読み込まれる
③ボタンが画面下部のところに表示され、そのボタンを押すと、Loadしたスクリプトが実行される
EX)サブツール全てを両面表示にしたい
例えば、数多くあるサブツール全てを両面表示にしたい時。
ZBrushのデフォルトでは片面表示で、両面表示にしたい時はそれぞれのサブツールを選んで Display Properties > Duble: ON にする必要があります。
サブツールが複数ある場合、とても面倒です。そういった作業の時にZscriptを使うと楽です。
サブツール全てを両面表示するZscriptは以下のような感じです。
//DoubleSide
[IButton,DSideAll,,
[SubtoolSelect, 0]
[Loop,999,
[IPress,Tool:Display Properties:Double]
[If,[IsEnabled,Tool:Subtool:SelectDown],
[IPress,Tool:Subtool:SelectDown],
[LoopExit]
]
]
]
これをテキスト(.txt)で保存してロードすると、スクリプトウィンドウ[H]に[DSideAll]というボタンができます。
そのボタンをクリックすると実行されます。
ここままだと、毎回Zscriptでのロードが必要です。
Zpluginに登録したいときは、以下のようにスクリプトを変更しロードすると、Zpluginに登録されます。
※2か所のmy pluginは任意の名称に
//DoubleSide
[IsubPalett,"Zplugin:my plugin"]
[IButton,"Zplugin:my plugin: DSideAll,,
[SubtoolSelect, 0]
[Loop,999,
[IPress,Tool:Display Properties:Double]
[If,[IsEnabled,Tool:Subtool:SelectDown],
[IPress,Tool:Subtool:SelectDown],
[LoopExit]
]
]
]
そして、その際に自動生成された.zscを以下の場所に移動させるとZBrush起動時に自動ロードされるようになります。
C:\Program Files\Pixologic\ZBrush 20**\ZStartup\ZPlugs64