イメージプレーンの画像をテクスチャにしたい…。
でも、どうやるんだっけ?
本記事は、Mayaのカメライメージプレーン画像をカメラ方向からモデルのUVに投影・焼き付けし、画像ファイルとして書き出す方法を知りたい方向けです。
手順
投影するカメラを用意
①カメラを作成
Create > Cameras > Camera
②イメージプレーンを作成
作成したカメラを選択 > cameraShape > Environment > Image Plane: Create をクリック
③作成したイメージプレーンに画像をいれる
イメージプレーンを選択、もしくはカメラを選択 > imageplaneShape > Image Plane Attributes > Image Name フォルダアイコン > 適用したい画像を選択
④カメラの焦点距離を設定
cameraShape > Camera Attributes > Focal Length
写真を使用する際はその写真を撮ったカメラの焦点距離を入力します(カメラデータはAdobe Bridgeなどを使用することでを確認できます)。
より正確に使用した場合は、カメラのセンサーサイズも確認してFocal Lengthを設定しましょう。
焦点距離のわからない写真を使用することは望ましくないですが、どうしてもわからない場合や、イラストなどを使用する場合は推定や仕様に沿って設定しましょう(例えばバストショットのポートレートなら50~60mmなど)。
⑤写真を使用する場合は、カメラアパーチャーとレゾリューションゲートを設定し画角を決める
cameraShape > Camera Attributes > Fill Back > Camera Aperture > 0.945、1.417 か 1.417、0.945を設定
cameraShape > Camera Attributes > Fill Back > Fit Resolution Gate > VerticalかHorizontalを選択
⑥イメージプレーンを画角の設定に合わせる
imagePlaneShape > Placement > Fit > Vertical or Horizontalを設定 > Fit to Film Gate > VerticalかHorizontalを選択 > Fit to Film Gate
・イメージプレーンの位置は、Depthの値で調整
・Rotateでイメージプレーンを回転させるとイメージプレーンに透明度がつけれなくなるので注意
⑦カメラの位置を設定
カメラを動かし投影する位置や角度を決めます。これでカメラの設定は完了です。
後は画像をモデルに焼き付けます(モデルはすでにUV設定済みとします。まだの場合は焼き付ける前に完了して下さい)。
ベイク設定用のマテリアルを作成・設定
①マテリアルを作成
Windows > Rendering Editors > Hypershade > Lambert作成
Blinnなど標準マテリアルであればOKです。
②projectionノードを設定
作成したLambertを選択 > colorのチェッカーマークをクリック > Create Render NodeのFile上で右クリック > Create as projection
③projectionの設定
projectionノード選択 > Attribute Editor > Procection Attributes >
・Proj Type: Perspective
・Image: イメージプレーンに使用画像を選択
〃 > Camera Projection Sttributes >
・Link To Camera: 作成したプロジェクション用のカメラを選択
・Fit Type: Match Camera Film Gate
ベイクを実行
- 作成したprojectionノードを選択 > Shiftを押しながらベイクしたいオブジェクトを選択
- Hypershade > Edit > Convert to File Texture(Maya Software)□ >解像度や画像形式を設定
- Convertを押すと、ベイクが実行され、画像を書き出し
書き出された 画像 が割り当てられたマテリアルが作成され、選択していたオブジェクトにアサインされます。
書き出された画像はSet projectしているフォルダのsourceimageに生成されます。
質問をいただいたので追記します。
- 部分的にアップで確認したいです。カメラビューからカメラは動かさないで、拡大してみることはできますか?
-
「\」バックスラッシュを押しながらビュー操作することでできます。
ビューを動かすときにAltを押しますが、その代わりに\を押すイメージです。
動かした後元の位置に戻したいときは、「\」のみを押します。